4月15日(日) |
今日は目黒の自然教育園に行くために8時に起床。「早起きは三文の得」というが、よく晴れた日に早起きすると気持ちがいい。まあ、8時ぐらいで早起きと言えるかどうかは、さておいて。
ちなみに自然教育園というのは、正式名称が「国立科学博物館附属自然教育園」という長ったらしい名前の公園で、上野の科学博物館のポスターで知った。このポスターは、上空から撮られた写真だったのだが、街のなかに巨大な「森」があるという感じ。脇に首都高速が写っていたせいか、なんとなくタルコフスキー監督の「ストーカー」を思い浮かべてしまった。もちろん、そんな殺伐とした場所ではないのだが。野鳥や昆虫などがいるとか書いてあって、是非とも行かねばと思っていたのだ。
場所は目黒駅から徒歩15分ぐらい。シロガネーゼで知られる白金台だけあって、お洒落な店もチラホラ見受けられる。コンビニに立ち寄ってペットボトルのお茶を買ってから、入園料を自販機で払ってチケットを買う。チケットを隣の窓口に渡すと、ピンの付いたピンク色のリボンを渡されるので、それを身に着けて入園してくれとのこと。けど、入り口は1箇所しかないし、周囲は未開地のような森で囲まれている。210円をケチってまで、無賃で進入しようとする輩がいるのか、大いに疑問だが。まあ、とにかく入園だ。
まずは看板の地図を確認する。奥に行くと湿地と池があるらしい。そこまでかなり距離があるようだが、まあノンビリと行くことにしよう。
20分ぐらい歩いて、やっと半行程ってところ。疲れたので休憩所に座ってお茶を飲む。ありがたいことに、灰皿も用意されている。首都高が近いせいか、遠方から車の騒音が聞こえてくるのを除けば、ちょっとした行楽気分が味わえる。気のせいかタバコも旨い。
さらに歩くこと15分、最初の池が見えてきた。しかし、池には餌をねだって集まった鯉が泳いでるだけで、野鳥の姿はない。まあ時期も時期だとは思うけど、カモかオシドリの一羽ぐらいいてもいいと思うんだが。しばらく水面をぼーっと見つめていると、鯉にまじってのそのそと泳いで来る影を発見。亀だ。こっちに向かって泳いでくる。まさか餌付けをしているとは思えないが、鯉が集まるところに餌があると思ったのだろうか。水面に顔を出しながら手足をバタバタと動かして泳いでくる姿は、なんともユーモラスで面白い。さっそく鯉とのツーショット(?)をカメラに収める。
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